山菜は無料(タダ)なのがいい
私はむかごが自生しているポイントをまだひとつしか知らない。しかもそこから1個しか採ったことがない位貧弱だ。見つけたら大概はヤマノイモ目当てで掘ってしまうからだ。
なんせ自生しているものはタダなのがいい。厳密に言えばタダではなくて自然の恵みがああだこうだと言う話になるが、山菜はタダだ。無限ではないが。
野暮なこととして広く知られているが、あまり山菜の採取ポイントは聞くもんではないし、教えるものでもない。まぁ殆どの場合いいことは起きない。
借地の畑で栽培するのは気が引ける
この出荷されたむかごの山は、まだまだあるうちの氷山の一角らしい。まだまだ出てくる。2月いっぱいくらい迄、むかごから芽が出始めるころまで細々と出荷が続く。
これだけ大量にむかごを採るポイントは、ものすごいジャングルになっているか、もしくはもう半分栽培しているのかと思うくらいだ。むかご栽培は中途半端にやってしまうと繁殖力が凄まじく、蔓性の植物なので厄介だ。市民農園などでは栽培禁止品目に挙げられているところも多い。地下に出来るヤマノイモも数年かけて大きくなるので簡単にはできない。
私も畑に植えてみたいが、借地なので気が引けてしまう。草刈も年に3回くらいしかしないので草は延び放題、近所での評判は悪い方だと自負している。そこにまた厄介なものを植えたら流石に怒られそうだ。どこか人気の少ない川沿いに植えておくのがベストなのではないか。
たまにワサビなども沢沿いに植えているポイントも発見する。そんな感じでむかごも植えておけば数年後にヤマノイモも食べられるのではないか。
私が縄文人だったら真っ先に食べる秋の味覚トップ3
代表的な食べ方のむかごご飯より、私は小麦粉をまぶして揚げて甘辛タレに絡めて最後にゴマをまぶした食べ方が好きだ。ホクホクして甘辛い味付けがよく合う。
草むらにむかごが生っていたら食べてみたくなるのは昔の縄文人でも絶対に思ったであろう。掘ってみたら根っこも美味い!と感激しただろう。
むかごも芋も海水で茹でてさっぱり塩味で食べてみたら美味しかっただろうなぁ。稲作の伝来より以前から食べていた身近な秋の味覚だ。むかごが初恋の味だったり、お袋の味だったり、はたまた取りあいになってむかご戦争、遊び道具でむかご将棋、収穫するときはむかごの唄・・・。
それにしては、あまり現代にむかご愛は感じられない。
きっと秋の山菜の王者「どんぐり」には勝てなかったのだろう。
きのこはアタリとハズレがあるから私は真っ先には食べなかっただろう。
と言う訳で前置きが長くなったが、
3位 きのこ
2位 むかご
1位 どんぐり
で決まりでしょ!