こんにちは!
うちの奥さんとマコモダケは日本原産か、否か、を話していたついでに色々と調べてみたら面白かったので、日本原産な記事にしちゃいました。
日本原産ってそもそもなによ?
げんさん【原産】
(特に動植物が)最初に産出したこと。
「アフリカ―」
グーグル先生に尋ねたところ0.2秒で教えて頂けた。
「世界で最も最初に産出したところ」
なんともロマンを掻き立てる響きだ。
なんとなく誇らしく、まさにオリジナル!
何万年も昔に日本列島にたどり着いた祖先たちより、さらに昔からこの日本列島に自生していたであろう、日本固有の植物たち。
日本列島に渡ってきた祖先たちはトライ&エラーを繰り返して、食べられるor毒、美味いor不味い、を選別していった結果が今日の僕らの食卓に上っている。
※話は逸れるが、学研のまんが日本の歴史の1巻の縄文時代に食べ物のトライ&エラーのシーンがあって、フグを食べた縄文人がいきなり死んでしまい非常に記憶に残っている。
もしかしたら松ぼっくりも、こんにゃく芋みたいにむちゃくちゃ手間暇かけて食べれる様にしようとしたけど、結局不味いわ~ってなったのかもしれないと思うと松ぼっくり一つとっても古代人の血と涙の結晶なのだ。
いや、絶対に松ぼっくりを喰った縄文人10人はいた!絶対!
逆にどんぐりの食文化はなぜここまで衰退してしまったのか非常に気になる。
縄文人と言えば、貝塚に黒曜石器、そしてどんぐりを縄文土器に貯めるのが一般的なイメージではないか。
仮説だが、灰汁を抜く手間の割にそんなに美味しくなかったのではないかと思う。
【追記】 現代でも一部地域ではドングリを使った食品文化がありました。長崎県や鳥取県はどんぐりから焼酎が造られています。 ←スゴイ!
東アジア原産をどう扱うか
調べていると東アジア原産というのが結構ある。
例えば柿だ。
英語でKakiだ!ワーォ!
東アジアの似たような気候の地域で植物が広域に分布していたところに、あとから人間が来て国境を引いたので、東アジア原産というのはかなりあり得る。
しかし今日のランキングは日本固有。
そこにこだわると柿とかマコモダケやマツタケ、稲作伝来以前はどんぐりより食べられていたと言われる栗なども選外にせざる得ない。
なにせ日本列島にしかなかったオリジナルで希少なものが欲しいんです!
広く分布してたらプレミアム感が無いからダメ!
TOP3の発表です!
第三位
ヤマノイモ!
いや~出ちゃいましたね。ここで。
長いもって言われる山芋類じゃなくて、あの粘りがかなり強い方の値段も高いやつです。ちなみにヤマノイモに自然薯も含みます。
奈良の伝統野菜である大和芋もヤマノイモの1つの種類です。
今ちょうど家で作ってる大和芋の種イモがあるので写真撮ってきます。

米袋に適当に入れてある大和芋の種イモを久々に出してみました。
まだしっかりしていて柔らかくもなってなくて食べれそうです。
別名つくね芋。
つくねみたいな形だからか、擦って粘りが強すぎてつくねみたいになるからなのか、とにかく味は格段に美味しいです。
第二位
ミョウガ!!
でたーーーー!
ミョウガの味を思い出すと夏!真夏!扇風機!そうめん!!冷奴!!!!
品種によって8月採りと9月採りがあるんですが、まぁ思い出すのは真夏の昼時に入道雲と風鈴、そうめんとミョウガですよね~~
そして夕方に冷奴にミョウガ!
ほんとに待ち遠しい!テンションめちゃあがる!
この妙な昂揚感もDNAに刻まれたミョウガ欲から来てる気がしてくる。
そしてお待ちかねの第一位は・・・・
第一位
ワサビ!!!!
やっぱりWASABIですよね。説明不要!
もうキングオブJAPAN。
寿司に刺身にステーキに映画に罰ゲームにもうフル回転!
最近寿司屋に行って、ガリとワサビ食べに行ってるんじゃないかと錯覚しちゃってます。はい。
それにしても日本にワサビがあって、ホントに良かったね~~とシミジミ思えます。
そして最初にワサビを食べるのにチャレンジした祖先にも敬意を表します。
最初は鼻にツーーンっと来ただろうなぁ!
最近チューブ入りのワサビばかりだけど、沢水で育てた本ワサビを擦って食べるとメチャクチャうまいもんなぁ~
15年くらい前に東京の奥多摩に山登りに行って、お土産に奥多摩駅前の売店で売ってた本物のワサビ買って帰って感激したの思い出しました。
そして【総評】
渋い。さすがわびさび、もののあはれ大国にっぽん。
食文化も美的な感覚も普段ないがしろにしがちですが、改めて日本文化素晴らしいですね。
もしかすると水稲が入ってくる前はナウマンゾウの肉をワサビで食べてたんじゃなかろうか。