おたくはカビ売ってんの!(怒)
って話よく聞きます。
ぶなしめじに白カビが生えてる!ってクレーム多いんです。
正体はモフモフに発達した気中菌糸(きちゅうきんし)。業界用語で「菌戻り」。
この菌糸ももちろんキノコの一部なんです。原木栽培ヒラタケが非常に出やすかった思い出があります。
スーパーでは早朝の前日の売れ残りを冷蔵庫から出して、再陳列するときによくチェックするポイントです。小売店では菌戻りが出たぶなシメジは廃棄する場合がほとんどです。
見た目は完全に白カビですよね。抵抗あるのはよく分かります。
鮮度が落ちてきている判断基準でもあるので、ちょっとでも発生していたら買わないのが無難です。
でも自宅に帰ってから発生しちゃうことだってよくあります。
そもそもきのこはカビみたいなもの
菌戻りの主な原因は
- パッケージが空いていて空気に触れる頻度が高かった
- 温度差が激しい場所の行き来
気中菌が生えたら払う、拭き取る、気にしない!笑
解決方法は新鮮なうちにさっさと食べる、食べれないなら即冷凍。
ぶなシメジは冷凍しておけばかなり役立つ便利野菜です。鍋料理にサッと一品足したり、ラーメン等にもチョッとだけ入れたりできます。しかし冷凍すると歯ごたえは落ちるので炒め物などの場合は生の方がお勧め。
キノコ類全般に言えることですが、冷凍すると旨みは増すが、食感は落ちる。
シイタケは乾燥させても冷凍させても旨みが数倍増す正にキングオブキノコ!
この特徴を踏まえて適材適所で使おう!
一年中安価で安定出荷 美味しい
最近特に野菜高騰のニュースをテレビや新聞で見ますよね。そんな高騰時にでも安定して我が道を行く1株100円前後なぶなシメジ!管理し易い菌床栽培ならではです。
モヤシや豆苗などと同じく工業製品にかなり近い。薄暗い栽培部屋で温度湿度管理が可能な菌床きのこ栽培は安定した出荷が可能です。
しかし有名なぶなしめじ大手メーカーのものなどはハッキリ言って美味くないものが多いです。
栽培が容易で成長が早く、棚持ち(日持ち)重視で乾燥も強め、味は二の次、三の次。大量生産で価格も安く市場を席巻中ですが、食味重視のぶなしめじを見つけて食べると食感と味の違いにビックリしますよ。