3年越しのくわいをようやく貰えた
3年越しにようやく、くわいを農家のおばちゃんから貰った。
生産物の集荷に行くと必ず缶コーヒーをくれるおばちゃんがいる。他にもできそこないのペコロスの様な玉ねぎを20kgほど毎年くれるし、採りたてのデコポンや(デコポンは採りたては甘くない)極短のダイコン、ふわふわのハクサイなど、旬の野菜果物を山のようにくれるのだ。
くわいをくれるまでは壮大なドラマがある。
一昨年の暮れに近所の農家からくわいの苗を分けてもらったそうで、自分の畑でも大きな樽に土と水を入れて栽培を始めた。
栽培1年目はあまり手もかけずに放っぽりっぱなしで、葉もまぁまぁ出てきて生い茂り、なんとか12月に掘り返して収穫できたそうだ。しかし色も悪く、食べたらドブ臭く食べれたモンではなかったそうだ。
栽培2年目は少し工夫して納屋のひさしから雨水を集めて、くわいの樽に流れ込むようにし、水の循環を良くしてみた。樽も紫外線に当たって程よく劣化し少しヒビも入った。葉の成長具合はさほど変わらなかったが、味は格段に良くなり、お店で買うような普通にくわいだったそうだ。
それをようやく昨日貰ってきた。
もう今年も終わりも終わり、最後に貰ったのが正月用のくわい。風情がある。
今日は朝の7時半から、家の前の神社の門松と年越しの篝火(読:かがりび、年越しに夜通し焚く)をこしらえに奉仕作業をしてきた。そんな純和風な年の瀬にくわいはよく合う。
お節料理のまたまた新提案!今度は英語を取り入れてみました。
お節料理というか駄洒落とこじ付けのオンパレード、まさしく純日本風だ。
くわいは何故、お節料理のラインナップにランクインしているか調べてみたら、
「芽が出る」縁起がいい食べ物ってことのようだ。
。。。いや、植物ってなんでも芽が出るじゃん・・・。
もう黒豆が「まめに働く」とか「喜(よろ)コンブ」的なめでたい感じのゴリ押しの凄まじさ。
以前の大予言記事でも書いたが
【予言】菊芋は50年後のお節に入っている【子宝・子孫繁栄】 ゆるキャラの犬りん★
お節なんてものはもともと庶民の自発的な楽しみたいって思う気持ちから生まれたものだから、現代でもどんどん追加して言ったらいいと思う。
伝統料理化して庶民の生活から離れていってしまってたお節料理。何万円も出して買ってきて、意味も分からず食べる事に既にお節の意味は無くなっている。
現代お節は「芽が出る」からカイワレ大根のスポンジごとinでも充分いいと思う。
むしろ食べても食べても次から次へ芽が出て止まらない。など縁起の良い極地だ。
くわいも「芽が出る」は抽象的過ぎるし他の野菜も芽は出るので、斬新に英語のクワイエット(Quiet)にかけて安寧とか天下泰平的なスケールの大きい意味に変えよう。