ついにキウイフルーツの出荷が始まった
キウイフルーツの出荷が始まるとまた冬が来たなと思う。11月中に収穫したものを2℃くらいで貯蔵し、12月中旬から3月初旬くらいまで出荷が続く予定だ。出荷の前にガスで食べ頃にしてから販売する。4月以降は季節が逆な南半球のニュージーランド産キウイフルーツが売り場に並ぶ。
息子が通うこども園にもキウイの樹があるらしく、秋には大量のピンポン玉くらいのキウイフルーツを持って帰ってくる。
摘果(間引き)をしないからなのか、雌雄株がないからなのか分からないが大量に生るようだ。エチレンガスを大量に発するリンゴと一緒に密閉袋に入れておいておけば、すぐに柔らかくなりまぁまぁ普通においしい。
キウイの思い出
キウイkiwiと聞くと思い出すのが靴磨きのクリームと小学校の給食だ。
まず靴磨きの方のキウイの話だが、私は靴磨きが好きだ。モノがツルツルピカピカになるのが好きなのかもしれないが、やすりやディスクサンダー、オービタルサンダー、研磨剤など磨くのが好きなのだ。
そして革靴用品のブランドでkiwiという銘柄がある。ブリキのカワイイ缶にクリームが入っていて趣がある。いかにも昔ながらの靴磨き屋が使っていそうなタイプだ。
そして小学校の給食のキウイの話。
80年代の話だが当時キウイフルーツは人気は無かった。
まず家でおやつやデザートで出た記憶もないし、友達の家で出た記憶もない。まだ一般的ではなかったのだ。
それが給食で40人分、1/2カットで出てくるが非常に残る。
当時わたしは残ったキウイを食べまくっていた。スプーンでくりぬくと一口で食べられる手軽さと種のシャリシャリ感がとても好きで、給食で出るたびに5カット位は最低でも食べていたのを鮮明に覚えている。
王者ゼスプリゴールドキウイ
キウイのイメージや一般化を推し進めたプロフェッショナルな本場ニュージーランド産のキウイフルーツと言えば「ゼスプリゴールド」が有名だ。モデルの蛯原友里と坂口健二がテレビCMをやっていたのでご存じの方も非常に多い。フレッシュで若々しい淡い緑のイメージがそのまま定着している。
私の中では既にキウイフルーツ=ちょっとおしゃれな果物というイメージだ。
そして大型スーパーで頻繁に行われていた、ゼスプリガールによるゼスプリゴールド試食イベントだ!
とにかく食べごろの甘く柔らかいキウイフルーツを、白を基調にしたミニスカートのゼスプリコスチューム姿の若い女性が元気良くどんどんと試食を配りまくる。床が食べこぼした果汁でベタベタで黒くになるまで食べさせる。
土日の来客が多い時間などは黒山の人だかりで「俺にも食わせろ俺にも食わせろ」とゼスプリガールが見えなくなるほどの大賑わいだった。
100円均一で売ってそうなちょっと安もの感のあるプラスチック製のかごごと山盛りで販売しているのでお得感もあるし、特売感もあるのでバカ売れしていた。
一昔前は私も同じ青果売り場で試食させてもらったが、いまではゴールドキウイ種に病気が蔓延して一時期生産量がかなり落ちたとキウイ農家から聞いた。
最近はゼスプリゴールド試食会イベントも見なくなった。寂しい限りだ。