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ハクサイは打率2割のホームランバッター 今年はスリーランくらい
今年の冬はなんと言ってもハクサイが高い!店頭価格1玉で2~3kgで500~800円くらいしてます。
鍋料理に欠かせないのですが、これだけ高いと入れなくていいんじゃない?って思うじゃないですか。でも、よく考えて比較してみると、ほうれん草200g150円くらいは11月~12月中頃まででしてるんです。高値ハクサイでもほうれん草の重さと値段換算だと1/5くらいなんです!はくさいってホントに安いんですね~しみじみ。
安い年のハクサイは市場価格で500円/15kg以下です!!!!
とんでもなく安いんです。重いくせに。店頭価格で1/2カットで88円!とかやってますよね。
ほうれん草の安い時期の1000円/4kgと比較しても1/8くらいはハクサイの方が断然コスパがいいんです。
冬の弾丸ウィンターキャノンボール 王者ハクサイの食し方
柔らかくて癖が無くなんにでもよく合うハクサイ。味も染み込みやすいから、浅漬け、キムチなんか和え物なんかもあって、アレンジ次第で無限にメニューがでてくる。
もちろん旬は冬。1月中旬以降の霜にあたって、ハクサイの上のほうの葉っぱがヤケてガビガビになってくると、凍らないように糖度を高めて更に味が良くなってくる。挙句の果てには凍った葉が解けて、スケスケの葉っぱになったのまで出荷されてくる。
特に芯に近いとこら辺が甘みが強く、浅漬けにすると良く分かる。豚バラ肉とハクサイのウェイパー餡かけ炒めが最近のヒットだ。ニンニクを細かくして入れてもいいし、唐辛子を刻んで入れても美味しい。そんな見てくれは非常に悪いが味は抜群によいハクサイを推奨していきたい。なんせ美味しい。
味のよいハクサイの見分け方は簡単だ。霜に当たっているかいないかだ。
後はしっかり巻いているかはよく見て触ってみる。頭の方を押してもスカスカだと持ってみると軽い。中身が詰まってないのだ。頭を押して詰まっていて硬く巻いている霜が当たったボロボロのハクサイが一番良い。
夏のハクサイなんて酷いもんだ。
ハクサイむきむき運動
ハクサイは八月に種を蒔き、九月に苗を定植。11月から収穫するのが一般的な作型だ。九州と北海道ではかなり異なるが11月から2月くらいまでが旬で一般的に価格も安い。
しかし、今年のように9月に雨が続いたりするとその年の価格は高騰する。5年に1度くらい高い。打率2割のホームランバッターの様だ。
話は戻るが、8月や9月は害虫も病原菌も多いのでやっぱり農薬の使用が多くなる季節だ。その時期に種蒔き&定植をするハクサイは中に虫が入ったりする事が多い。農薬は適切に使用していれば人体に害は無い(という建前で話を進めます)が食べる前には洗うのが前提だ。
ハクサイは最近スーパーなどではカットされて、1/2カットや1/4カットで売っている。カットされたハクサイは洗い辛い。バラけるし無駄が多い。
ハクサイは外側から葉っぱを1枚1枚むいて洗って使う運動、「ハクサイむきむき運動」を推進したい。残ったハクサイの保存方法は、新聞紙で巻いて常温の日陰に立てておいて置けばかなり日持ちする。是非やってもらいたい。
奈良のご当地ラーメンはハクサイが入っていることが多い
彩華ラーメン、天理スタミナラーメン。最近売り出し中の奈良のご当地ラーメン「スタミナ系」の具はハクサイと豚肉が定番だ。関西の有名ラーメンチェーン店のかむくらもハクサイの具が定番だ。納入業者も大変だろーなー。
夏のハクサイなんか美味くないんだから、味にこだわっているなら止めたらいいのになぁーと思う。
9月は全店休業して1ヶ月バカンスとかにしたらいいのに。そしたら10月からまたやる気でて冬はハクサイ美味いのに。
ここまでハクサイをカタカナで書いてきた理由はしろ菜とハクサイが漢字で書くと両方「白菜」だからです。八百屋はひらがなかカタカナでハクサイって書きます。