今日あった野菜の話

冬瓜(とうがん)は実際に冬までもつのか本当に試してみた

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10年くらい前、真夏に冬瓜のひき肉餡かけを出された話

以前旅先で出会った自動車整備士の人と、整備士の友人Aと私と真夏の大阪摂津市にて3人で遊んだ時の話である。

夕食時になり、友人Aが手料理を振る舞ってくれる事になった。小奇麗な2DKくらいの2階建てのアパートで、キッチンは狭かったのをよく覚えている。エアコンは付けずに網戸から色々な虫の声が聞こえてきていた。

奥の段ボール箱からガサゴソとラグビーボール程の恐竜の卵のような塊を取り出してきて、父が自家菜園で採れたものを送ってくれたと自慢げに見せてきた。

みるみる包丁で刻まれ、少しのひき肉と出汁で煮込まれ餡かけになり、アっと言う間に食卓に並んだ。真夏に熱々の餡と冬瓜をレンゲでよそい、小皿の上に乗り湯気を出す冬瓜に箸を入れると恐竜の卵の様な外観とは打って変わって柔らかく、カブをクタクタになるまで圧力鍋で煮込んだ様な食感だった。食味の方はあっさりと無味に近く、染み込んだ白だしの上品な味付と餡がからみ非常に美味しかった。

これが私の冬瓜との出会いだ。

帰宅後、パソコンを開き「冬瓜」と調べてみると、夏に収穫し冬まで日持ちするので命名されたそうだ。 ほんとかな?

中国で事業をたたんで帰国したおっちゃん

知人の中国帰りのおっちゃんから中国ではほぼ毎朝、冬瓜のスープを飲んでいたと聞いた。おっちゃんがいた中国の地方都市では冬瓜はとてもポピュラーで、特にさっぱりとした食味で熱々のスープにして朝食によく食べられていたそうだ。

島冬瓜の思い出

1度だけ島冬瓜という品目名で出荷された沖縄の冬瓜を扱ったことがある。

大きさは50cmはあったと思う。まさに恐竜の卵のようだった。

スーパーの売り場でもカット販売はせずに、一玉売りしたので陳列する置き場に困り、目立たない片隅に追いやっていた。価格は1000円くらいは付けていたと記憶している。

ところが予想に反し、飲食店経営の調理人が来店した時にすぐに売れてしまったのである。珍しいのもあるのだろうがあまりの売れ行きに驚いた。

あれだけ大きければ冬にスイカ割りの代用品になったのに。。。

そして本題の冬まで本当にもつのか・・である

この冬瓜は15cm強くらいの姫冬瓜と巷で呼ばれているものだ。

話は逸れるが冬瓜はヘタが非常に固く、箱に詰める際ヘタをスレスレで切っていないとこの画像のように箱詰めしてからでも傷だらけになる。それと産毛も意外と固く刺さるときがあるので注意が必要だ。ヘタ周りにもトゲの様な産毛があるのでぼろ布などで拭いておくと良い。

結果、常温で冬瓜は冬まで持たせようとすると10個中、5~6玉くらいは腐ってしまった。表面がクレーターのように窪んできてそこから腐り始める。

名前はかっこよく冬までいけまっせと威勢はいいが秋瓜くらいが無難なところだ。

私が住んでいる地方は関西圏だが標高が高く気候は東北に近いので、さらに暑い地域では更に痛むのが早いのではないかと予想できる。

早く気づけば腐った部分だけ取り除いて食べてしまえばいいが、大抵は匂いがしてきて、腐りが進行してからようやく気付くのが世の常である。あぁ無常。

いっそのこと晩秋の風物詩芋煮会でスイカ割りならぬ「冬瓜割り」をするって風習を根付貸せてみてはどうだろうか。これぞ四季を楽しむ風物詩ではないだろうか。

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野菜ジャーナリスト、野菜占い師、古物商。
その他ひょうたんの栽培加工販売、野外フェス等へのオリジナル料理「コブラ巻」の出店、顔出し看板の作成、Earth,wind & COBRAでのファンクボーカルなどなどなど精力的に活動している。