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有機野菜が農薬を使っていいたった1つの理由
それは法律(JAS法)で認められているからです
■ 有機農産物に使うことのできる農薬
農薬工業会 http://www.jcpa.or.jp/qa/a2_13.html
JAS法・有機JASってなんだ?
有機野菜と表示するには下記の3点が必要なんです
- 化学的に合成された肥料および農薬の使用を避ける。
- 遺伝子組換え技術を利用しない。
- 播種(はしゅ)または植付け前の2年以上の間、有機肥料での土づくりを行った田畑で生産されたもの。
農林水産省–JAS法とは
http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_gaiyou.html
逆に言うと化学的に合成された農薬以外は使っていいんです
除虫菊剤、銅や硫黄を成分とした薬剤、天敵や微生物などを用いた生物農薬、性フェロモン剤などがこれにあたります。
誰だそんな屁理屈言うやつは→電話してみた
以前、特別栽培農産物の担当になった時にわからない事があって、近畿農政局(農林水産省の出先機関)に電話で問い合わせたときの話だ。
担当者が「牛乳を希釈してアブラムシに散布するのは、実は違法なんです。あれは害虫に対する農薬として散布しているわけで、有機農産物に使うことのできる農薬に入ってないですよね?本来はアウトなんですよ」
続けて「ただ、栄養剤として散布するなら、なにも問題ないんです」
という逸話を教えてくれた。
この話に全てが凝縮されているのではないか。
そして無農薬・減農薬という表示は無くなった
- 栽培期間以外に農薬を使い、畑に成分が滞留している可能性がある。
- 隣接する畑で農薬を使用し、飛散している可能性もある。
- 農薬を使っていない証明方法が明確ではない。
上記の理由で農林水産省は表示を禁止しました。
無農薬と言いつつ、調べてみたら残留農薬が検出されたという事が結構あったそうです。
じゃあ無農薬って表示できないならどうすればいいんだよ
あるんです。そんな人向けなかなりマニアックな制度が。
特別栽培農産物の「栽培期間中農薬不使用」「栽培期間中節減対象農薬不使用」
もう漢字だらけで気が重くなります。
これについては新しい記事で書きますのでこちらへ
【特別栽培農産物】え!?節減対象農薬不使用って農薬使ってないんじゃないの?→簡単にまとめました
http://kozima.info/timely/tokusai
[…] 以前の記事「有機野菜は無農薬だって騙されてませんか?」でも書きましたが、有機栽培野菜で使用できる農薬があるんです。 […]