以前2016年12月5日の日刊野菜ジャーナルで、東京オリンピックの選手村の食材はGAP認証が要件って記事を書きました↓
2016年12月5日 日刊野菜ジャーナル-気になる野菜ニュースより
この時の記事を要約すると
②東京オリンピックの選手村の食材はGAP認証が要件
③そんなことより「放射能ゼロ野菜(仮)」の方が流行るだろ
GAP云々よりまずみんなが気になる放射能問題をどうにかせえよ!って記事です。
その後のオリンピック食材の続報ニュースが日本農業新聞で出ていたので追って突っ込んでいきたいと思います。
2017年01月19日日本農業新聞より引用
記事によると
②理由は納入要件となる農業生産工程管理(GAP)の取得が進んでいないためだ
③オリンピック向けに供給できる産地の増加は大前提だが、情報発信と供給の仕組み作りが待ったなしだ
ってことです。要約してるので興味がある人はリンク先を読んでみてください。
生産者側からはGAP取得が一番のネックになっているのは明らかですね。
なんでやらないのか理由は1つ 『めんどくさそうだし取っても意味ないだろ』 ってことですよね。
野菜の生産から流通、販売まで行って携わっているともう滅茶苦茶痛感する川柳
認証は 取っても取らずも 販売額
って事なんですよ。結局は。もう有機JASだの、特別栽培だの、エコファーマーだの結局は最終の販売価格が安いものがシェア95%って業界ですよね。良くも悪くも。
一般的なお客さんの野菜を買う時の判断基準は間違いなく価格が断トツの1番なんです。
それ以外の付加価値なんてほぼ見ない。興味ない。無駄。
これ重要なんで何度でも言います。安ければ買うんです。簡単ですね。
インターネットが普及して20年くらいですが、ネットショッピングも同じような感じなんじゃないかと思います(専門外なので予想ですが)。
欲しい商品を検索して、並べ替えして1円でも安い商品を購入する。
安ければ確実に売れる世界ですね。
値段だけじゃないとか、安ければいいのかとか色々言う人はいますが、大きな潮流として無料に近づいていきます。
これに抗うか、もしくは乗るしかないこのビッグウェーブにとなるか。
この潮流に僕は乗るしかないと思ってます。
「ものには価値がある対価がある」ってのは理屈では分かってても実行するのは5%くらいです。
激安でもしくは無料で配った上に次に繋がる商売ってのがいいんじゃない?
話を戻すと
めんどくさい手間暇お金かけてGAP認証取っても、オリンピック終わったら結局次の商売に繋がらないのでやらない方がいい。
そもそもGAPって名前が悪い。消費者に浸透しないだろ。