7年ほど前、意地を張って他社青果物流通業の営業担当と話していて恥をかいた。
その頃はまだ福島第一原発事故による放射能汚染などは一切無く、いわゆる『有機無農薬野菜』が人気だった。2009年頃だったと記憶している。
他社担当者「いや
~今はGAPがさぁ~・・・ で、GAPでねぇ~~・・・」
正直アパレルブランドでおなじみのあのGAPの事としか思い浮かばない。
コジマ「いや君、GAPの話ししてますけどカジュアルじゃなくてスーツですやん・・(小声)」
まさに往年のアンジャッシュの勘違いねネタである。。。
そんな思い出話はさて置き今日の目次である
東京オリンピックの選手村の食材はGAP認証が要件
2020年の東京五輪・パラリンピックの選手村などで使われる食材について、大会組織委員会の作業部会がまとめた基準案が3日、判明した。農産物は国産を優先的に選ぶよう求め、農業生産工程管理(GAP)の認証を要件とする。また有機農産物や、障害者が生産した農産物などを推奨する方針。日本の高品質な農産物をアピールする好機となりそうだ。
引用–日本農業新聞 https://www.agrinews.co.jp/p39599.html
勘のいい読者の方はお気づきだろう
そう、老舗アメリカファストファッションの雄GAPではなく農業生産工程管理(GAP)のことなのである。
話は遡るが7年前の他社営業担当者との会話でGAP~GAP~って言ってるけどなんのことだろ?と思った私は帰宅後に涙を拭きながらAmazonでGAP認証の本を買って勉強したのである。
しかし待てど暮らせどGAP認証は普及せず私の知る限り導入した事例は1件のみに留まる。しかも最近はISOなどの工程管理の世界基準など守ってたら仕事どころじゃなくなるなんて話しか聞かないご時勢である。
筆者の体感だが、有機無農薬や生産工程管理などの食の安全は福島第一原子力発電所事故後は関心が薄まってきている。取引にも如実に現れ事故後の有機野菜の取引は半減している(輸送コストの値上げも大きな要因だが)。
本音は臭いものには蓋、水に流すである。気にしててもしょうがないのかな・・・
いやいや、気にしましょうよ!
そもそもGAP認証ってなによ?
日本GAP協会–JGAPは、食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる認証です。
その中で特に気になったのはコチラ
これですよね。大切なこと。かなりバッチリやってます。
もうGAPから名称変えて、日本の消費者や来日する旅行者、選手団、キャスターなどに伝わり易い方が絶対いい。
放射能検査済みステッカーやQRコードだのって方がいい。安全安心のカテゴリー中では一点集中だけど、みんな放射能が一番気になるんよ。安全安心の取り組みってやりだすと限がないからこだわりだすと現実的じゃなくなるのってよくある話ですよね。
そして異次元の価格へ跳ね上がるか、負担は農家が被るか。。。
そんなことより「放射能ゼロ野菜(仮)」の方が流行るだろ
正直本音を言うと、日本に来る外国人の人達が気になる問題No1はズバリ放射能大丈夫?? ってところです。しかも来訪者数はなんと数万人規模で来ちゃいます!
外国人キャスター来日→放射能測定→基準値超え!→大騒ぎぃ!
みたいな騒動が起きる前に絶っっ対に放射能大丈夫!ってアピールして、測定してもまったく検出されないZE!HAHA!って記者たちに報道してもらった方が生産工程管理(GAP認証)よりもいいよ絶対。
放射能検出ゼロの野菜の名称は『放射能ゼロ野菜(そのまま)』