大和芋

【今年も作るぞ】大和芋まとめ

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ヤマノイモ科 ヤマノイモ属 ナガイモ種 ツクネイあとモ群 の大和芋

メチャクチャわかりづらい大和芋の分類

まずは大和芋の分類を図に描いてみた。
(タキイ種苗のホームページの図をオマージュ)

大和芋の別名である「つくね芋」は本来「ツクネイモ群」のことで、その分類の中に奈良県の大和伝統野菜のひとつ「大和芋」は分類されている。

しかし細かく分類されていても、関東で言う「大和芋」と「イチョウ芋」が関西のものと全く違ったりするので、ここでは下の写真のものを「大和芋」と呼ぶ。

表皮が黒く球状のイモで、長いもよりも粘度が高いのが特徴。
関東ではイチョウイモのことを「大和芋」と呼んでいるケースが多いです。

いちょういも群は葉腋にむか ごが着生するが、つくねいも群はほと んど着生しない。

大和芋の種イモ

種イモの作り方

昔ながらの種イモの作り方

従来の「大和芋」の栽培方法ではイモ(約200~300g)の上部(蔓が付いていた方を上とする)を除去し、4~5等分にミカン切りした切りイモ(約50g)を種イモとして用います。これを4月初旬に植え付け、養成し、その年の11月上旬に新イモを収穫します。

【新栽培技術】種イモ小分割大量増殖法

イモを必ず皮の上の部分を付け5g程度に切り、5cm間隔に植え、1年間養成して、丸イモと呼ばれるピンポン玉程度のイモを育てます。翌年4月にこれを種イモとして植え付け、11月に新イモを収穫します。

切りイモを用いる場合に比べ、丸イモを用いた場合は収穫までの期間が2倍の2年間かかりますが、1年目に使用する種イモが従来の栽培方法と比較して10分の1の量で済むため、種イモ代の大幅な削減が可能です。また、もともと芽があるイモを植え付けるため、
(1)芽が出る時期が切りイモに比べ半月ほど早く、揃いやすい
(2)生育期拡大により新イモが大玉(従来の方法に比べ新イモ重が1.5倍)になる
などのメリットがあります。

最新技術で伝統野菜「大和いも」栽培!

奈良県ホームページ http://www.pref.nara.jp/20328.htm

種イモ小分割大量増殖法の栽培方法

1年目は畝幅は140cm(4条植)もしくは80 cm(2条植)として5cm 間隔に植え付ける。植え付け数は5000個(増殖圃1a) で約8割の4000個の丸種芋が得られる。(本圃10a分)
小分割した種芋は乾燥させ過ぎると発芽率が低下するので、翌日までに植え付け、植え付け後はわらなどを敷き乾 燥を防ぐ。
2年目の植え付け時には丸種芋の頂芽を切らずにそのまま植え付ける。
従来の切り芋を定植するよりも発芽 が早いため、遅霜の影響がないよう4月下旬以降に植え付ける。
また、生育が良く肥大しすぎる可能性があるため、株間を狭くする。(1条植なら25cm、2条植な ら30cm 程度)

栽培方法まとめ

植えつけ

連作を嫌うので 4~5年ヤ マノイモ類を作付けしていない圃場を選 定する。
植えつけ時期は葉桜のころ。圃場が酸性化している場合は石灰類を施用して酸度調整を行う。
高温多湿を好み、成熟期には日照が多く、夜間は冷涼で温度格差のある気候が適します。

施肥

肥料は肥効期間の長い有機質肥料と、速効性の化成肥料を併用し、生育前半に肥料を効かせる。

◎元肥(もとごえ)
いずれのヤマイモも肥料焼けしやすいので、植え付けの2週間ほど前に元肥を散布します。吸収根は表層面に多く分布するので、全面散布します。

◎追肥
タネイモから養分の吸収が切り替わる6月下旬と生育が旺盛になる7月下旬~8月上旬までに施します。

畝づくりと支柱立て

◎畝
深さ40~50cm、畝幅120~150cm(2条植え)、株間35cm

◎支柱
定植後に支柱立てをします。支柱は植え付け溝の外側に2m間隔で立て、ネットなどを張ります。ツクネイモ群、イチョウイモ群は支柱を立てず、地這い栽培も可能です。

◎管理
1つの芋から2個以上の芽が出ている場合は芽かきを行う。
生育中は日が当たりやすいように順次つるを支柱に誘引する。

◎敷きわらと水やり

梅雨明け後の7~8月、ナガイモ類の根は浅根性なので傷みやすく保護する必要があります。敷きわらをして保護し、乾燥が続くようであれば水やりをしてください。

収穫

茎葉が黄化し、養分の転流蓄積を開始します。褐色落葉が進行し、先端部まで葉色が褐色に枯れ上がるころ、地表面の茎を10cm残して刈りとります。この刈り残した茎が枯れ上がるまで地中のイモを成熟させてください。茎葉が枯れても根が養分を吸収してさらに甘みを増加させます。
掘り上げが早いと、収穫したイモの切り口やすりおろしが褐色に変色する場合がありますが、これはポリフェノール系物質によるもので、成熟とともに減少するので、成熟を待って収穫しましょう。

貯蔵方法

泥つきのまま新聞紙に包んで、風通しのよい場所や冷暗所で保存してください。長期間保存したい時は、少し湿らせたおがくずや土に埋めます。また、春になって芽が出てしまった場合は、芽の摘みとりやカットをすると、イモの劣化を遅らせることができます。

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